ウェブとかあれこれ
直販、継続のお客様を増やす
2008年12月08日 14時09分
新規のお客様を見つけることは大変手間もコストもかかることです。ここが苦手なために、技術力があっても直販営業にあまり手を出されない方が多いですね。代理店が入っても、結局は丸投げという業種が多いにも関わらず。
本当に利益をもたらし、Win-Winの良好な関係を気づくには、「直販」取引主体で、「継続」取引を行ってくれるお客様を増やすことだと思います。エリアやターゲットを絞って、何度も何度も足を運ぶ。もちろん、成功率を高めるために、売るためのトレーニングが欠かせません。
と、書いていると、やっぱり苦手な方には苦手な話ですね。
しかし、中小企業が生き残るためには、「直販」、「継続」は押えておきたいキーワードです。
その「直販」の新規顧客を見つけ、「継続」取引につなげるツールとしての代表格が今ではネットだと考えられます。ネットですので厳密にエリア戦略をとる必要はありませんが、その後、訪問面会を前提に新規取引が始まる商材の場合は、「移動時間」という無駄が発生しますので、何がしかのエリア戦略は展開したほうがよいでしょう。加えて、ターゲットの絞込みはぜひとも行わないといけません。ターゲットにあった商材は準備されているでしょうか?
戦術の前に、まずは戦略。増えないキャッシュを嘆く前に、まずは戦略を見直してみてはどうでしょうか?
ブログはどこではじめる?
2008年09月08日 13時38分
お客様でブログを使って情報発信したいというご相談を受けることは多いのですが、その際、
・大手のブログサービスを利用して無料で始めるのがいいのか?
・独自ドメインのサイト(以下、本サイト)中で構築するのがいいのか?
という選択肢がよく聞かれます。ブログサービスを利用するメリットは、すぐはじめられることと、そのブログサービス内での露出効果で一定の集客を集められると言うことでしょう。また、本サイトに対してリンクを張ることになるので、一定のSEO効果もあります。
本サイトの中でブログ構築をおこなうメリットは、サイトに対してSEO的な集客が期待できることと、デザイン自由度が高くて、目的ページへの誘導も可能と言うことでしょうか。
僕はブログの役割は、インターネット上における「信頼創造装置」だと考えていますので、信頼を創造する場所はどこにあってもかまわないと思います。ただ、信頼創造をするだけの自信がある人は、長期的な視点からは、本サイトの信頼創造につながるわけですから、独自に構築されることをお薦めしています。ほぼ毎日書いていると、三年で1,000エントリーにもなるわけで、これだけの情報発信力をアーカイブとして、自社のサイトの中に持っていることは強力な武器になります。
ウェブのデザインは変わっても、ぜひこの情報ストックは再利用をして、情報発信力をキープしてみてはどうでしょうか?
SMOはストーリーから
2008年09月01日 13時29分
ウェブで結果を出すために取る戦術として、SEO、SEM、PR、LPOなどはメジャーな手法として、解析などと組み合わせて広く活用されていますが、SMO、つまり、「ソーシャルメディア最適化」となるとまだまだ未知の物、あるいは及び腰の方が多いのではないでしょうか。
ユーザーがテレビやゲームをする時間を削ってまで、いわゆるCGM系コンテンツ、サービスである、SNS、blog、Twitterなどに時間を費やし、コミュニケーションや情報発信を楽しんでいるのが実状です。ここに効果的な対策が取れれば、アクセスを大きく増やし、目標に近づくことも可能かもしれません。
イベントの集客などでは、従来は新聞や雑誌への掲載、チラシの配布などが主な導線でしたが、今では「SNSとblogだけで、定員100人のイベントがすぐにいっぱいになった。」と言った話もよく聞きます。
マッシュアップコンテンツを用意するとか、リンクしやすいようなURLにするなど、テクニカルにすぐできることもありますし、何より、口コミを誘発するようなネタをウェブで提供していくことが大事になってきます。技術うんぬんよりも、まずはストーリーですね。
通販の成功は、経営者の意志から
2008年08月26日 09時31分
ネット上での通信販売に活路を見出そうとされるお客様が益々増えています。卸問屋さんが機能しなくなったとか、消費者の生の声を聞かないと製品開発も後手後手になってしまうとか、理由は様々ですが、とにかく直販の販売チャネルとして大いに期待を持って乗り出されるケースが多いです。
ただ、期待は強いのですが、「お店を一店舗オープンさせる」ということを安易に考えられてスタートするケースがとても多いです。戦略も戦術もないまま、ほんのわずかな費用でとにかくオープンさせて、じっと待っているというケースは最近では減りましたが、客商売であることを忘れて、商品をただ並べただけというケースはまだまだ見られます。しばらくたって、「まったく売れない・・・」という期待はずれに直面し、やがて撤退されるという場面が多々あります。
商品、広告、顧客対応、そしてウェブサイトの良し悪し。いかに魅力的な店舗にして、戦術を練って新規の顧客を呼び込み、感動を提供してリピーターになってもらうか。まずは戦略、そして全ての場面場面で戦術が必要ですし、緊張感のもとオペレーションを進めなくてはなりません。
個別のテクニックの前に、経営トップの強い意志がまず必要だと思います。
ブログを続ける効用と過去の資産活用
2008年08月13日 13時28分
手前味噌で恐縮なのですが、個人で書いている日記というかブログのエントリーが先日、1,000エントリーを超えました。サイト全体では1,200エントリーぐらいです。書いていることは日記の域を出ないのですが、自分自身が商品だと思って、ネット上における信頼創造装置のつもりで続けています。現在のドメインに変更してからはもうすぐ5年目になります。
主にウィークデイしか書いてないのですが、それでもこれだけ書き続けてくると、GoogleやYahoo!でのインデックス数も膨大になってきます。被リンク数もかなりの量に達しますので、いつの間にかGoogleではリンクレベルが5になっていました。商売ページじゃないんでもったいないですけど。
各検索エンジンでのインデックス数が増えてくると、サイト内リンクだけでもかなりのSEO効果が出始めます。特定の分野、特に自分が専門だと言える分野において地道に専門ブログを続けていけば、コンテンツ数が増えるに従い、強力な武器になることでしょう。
ネットにおいては、蓄積がものを言います。魅力的なコンテンツを作ったとしても、それは同じ時期に登場したコンテンツだけがライバルなのではなく、過去に蓄積された膨大なコンテンツと競合するのです。ということは、新しいコンテンツだけで勝負するのは今後益々不利になると考えたほうがいいでしょう。
新しいコンテンツだけ残して、過去のコンテンツを削除していくようなサイトを運営していて、「結果が出ない」という方がたまにいらっしゃいますが、相当不利な戦いを自ら選択していると言えます。
どちらかというと、過去の社内外のコンテンツ資産を発掘し、ネットに掲載していくぐらいの過去資産の活用が必要な時代です。
中小企業でもCGMは可能
2008年08月04日 11時03分
先日ご相談のあったお客様で、担当者の方も社長もかなり忙しく、なかなか良質なコンテンツを作れないというお悩みだった。Web標準に近いサイトにリニューアルし、CMSも整えた。運用を助けてくれる制作会社もある。ただ、コンテンツ、情報は集めるなり、何がしかのパワーが必要で、
「無理せず、日常の中から言葉にしていけばいいですよ」
と、アドバイスするのだが、習慣化、仕組み化しないとなかなか難しい。
この会社のビジネスは、ゆるくネットワーク化しているフリーの方々のプロデュースをするというもの。このフリーの方々は最近のことなので、各自けっこう活発にブログを使って情報発信していることがわかった。そこで、企業ウェブサイトの中に、このフリーの方々のブログのサマリー情報を自動で拾ってきて掲載するようにすれば、かなり面白く、かつ新鮮な情報コーナーになる。新たにコミュニティ性が増して、相互のつながりや、リアルなイベントへの発展など魅力的な展開になりそうだ。
企業がプラットフォームを提供して、お客様やパートナーの方々が利用する。それが普段の情報発信の延長で行われて負担が少なければなおいいだろう。ちょっとのアイデアと工夫で、それまでに比べて爆発的な量と濃さの情報を発信することも可能で、それをビジネスに大きくつなげることができる時代に僕たちは立っている。
ブログを実施する意味
2008年08月04日 10時49分
CMSが必要な状況で、Gofieldの場合は、僕らが慣れているMTなどをお薦めする場合が多いのですが、純粋に、「ブログ」の意味で、つまり、 Weblogの意味でお薦めもやっぱりします。テクニカル的にはSEOでの意味もあるのですが、小手先の検索エンジン上位をお薦めしているわけではありません。
いわゆるブログを書き続けるというのは、インターネット上の「個人、会社の信用創造装置」を回し続けることに他なりません。もちろん、以前から存在した「日記」を「ブログ化」するのもいいのですが。メリットとしての本質は、「個人、会社の信用創造装置」と意識すべきです。
ただ、万人に向かって信用を創造しようという人はいません。貴社の業界、取引先の業界など、何がしかセグメント化して進めていくのが効果的です。その分野の専門家、あるいは専門の勉強をしているんだというプロセスも含めて、「信用を創造」していくことが重要です。
そこに共感する人を地道に集めることのほうが、検索エンジンで上位に食い込むよりも大事なことかもしれませんよ。