ウェブとかあれこれ

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ネガティブ情報を迎え撃つ情報発信力

最近は、携帯、PC問わず、ネットの負の面ばかり取り上げるニュースが多く、実際、様々な規制が検討されている。「ネットはやっぱり怖い」とか「ネットは悪意に満ちている」などと思ってしまいそうな流れでもある。

企業のウェブサイト運営でも特に情報発信に力を入れてない企業様からは、

「まぁ、あるだけでいいんですよ」

という消極的な声も聞こえる。それはそれで真実だろう。ただ、ある企業で、ちょっとした商品の欠陥があった際、まずウェブサイトできちんと情報発信を積極的に行ったことで、早々に沈静化したことがあった。

事業を行っていれば、どうしても大小の失敗は発生する。その際、いかにきちんと情報発信をするかが問われるのは昨今の企業不祥事を見ていてもあきらかだ。隠蔽などを行おうとすれば、噂や憶測も含めて負の再生産が行われ、実態以上に企業はダメージを受ける。

また、何の根拠も無いことで商品や企業ブランドが狙われることもあるかもしれない。その際、普段からきちんと情報発信を積極的に進め、ネット内において一定のプレゼンスを行っておかないといけない。いざというときに急に慌ててみても、その「商品名」「ブランド名」で検索したら、ネガティブな情報が上位に並び、真実を述べたい企業発の情報は「ランク外」になるだけである。

ネットはコミュニケーション手段

お客様でない社外の人、つまりあまり僕たちの仕事に直接関わってない人と話をする時に、

「森田さんはIT業界ですけど、今はどんなパソコンがいいんですか?」

などと質問されることがある。僕自身は元々パソコンやワークステーションを売っていたのでそこそこ会話のネタもあるから話が続くけど、普通のウェブ制作会社の方は返事に困るだろう。ウェブは確かに「IT」を駆使したサービスだけど、「IT業界」の中のどこに位置づけるかなかなか難しい。

インターネットの進化が急速に進んだわけだが、ハードウェアやソフトウェア、ネットワーク自体は僕が15年前にコンピュータ業界で営業をやっていた時とそんなに変わらない。つまり、文房具としての「パソコン」や「ネット」は本質的には変わってないと思う。

ところが、コミュニケーション手段としての「ネット」は大いに進化した。地球の裏側の人とTwitterで微妙な距離感を楽しめるし、SNSやブログ、MLを駆使することでそれまで実現不可能な人の量と同時にコンタクトポイントを持つことが可能になった。映像や写真も手軽に届けることができる。汗をかいて出歩くよりも、家の中で引き篭もっていた方が、社会の多くの人と接することが可能かもしれない。

そういう意味ではネットの現在の役割は、文房具としての役割以上に、電話や手紙といった通信の部分が強い。もちろん、テレビや雑誌といった媒体の意味合いもあるが、「媒体」であることを意識しすぎて、「通信」、すなわち「コミュニケーション手段」の部分を軽んじてしまうと、インターネットの効果を充分に体感できないことになるだろう。

CMS導入はメリットだらけ

このウェブサイトの運営はもちろん一人で行っている。

ウェブの中における一定のプレゼンスは今の時代には必要と考えているし、勉強をしていく中でのアウトプットの場として自分のメディアを持っていくことはとても重要だ。

ただ、これを自分でHTMLから書いていたのでは、正直持たない。ブログ時代が到来したからこそできる運営管理だ。広い意味でCMSを導入することには多大なメリットがある。僕の場合、MTを選択しているのは、
下記の理由による。

・簡単に更新できること
・更新したことを広く伝達できること
 (Ping、RSSなど)
・MT以外は触らないでも可能なこと
 (デザイン変更以外はここ3年間、まったく触っていない)
・ユーザビリティが高いこと
・SEOが効くこと
・エントリー自体をデータベースとして活用できること

企業においても運用コストを激減させながらも効果を出すには、CMSの導入が重要な検討ポイントになるだろう。

ネット口コミの使用感

お客様と話していて、特に経営者の方々に、インターネットの利用がほとんどない方がいらっしゃいます。それ自体はよくあることなのですが、それでいて、ネットでのビジネス展開にことのほか高い期待を抱いてられるのが気がかりです。相手を知らずして、適正なジャッジができるのでしょうか?

ある程度使われている方も、今後、まだまだ様々な新しい要素が増えてくるネットの現状に関し、ある程度の使用感は持っていないと、投資自体が無駄になったり、遠回りしたりということがあるやもしれません。部下任せにせず、一度は挑戦し、なんとなくでいいので使用感を体感してはどうでしょうか?

特に、最近ではネットの特性ともいえる、「口コミ」の力を増幅されるサービスが増えています。Web2.0という言葉でくくると得体の知れないものになりますが、僕たち、Gofieldのメンバーなどにお問い合わせいただければ、すぐに出向いてご説明しますので、ぜひ一度ハードルを飛び越えてみてください。ブログだけが全てではありませんよ。

・mixiなどのSNS
・ソーシャルブックマークサービス
・ニコニコ動画
・ブロガー向けイベント
・Twitter

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