ウェブとかあれこれ

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Web2.0はパラダイムシフト

Web2.0という言葉が昨年一部で流行して、その手の本を僕も踊らされてたくさん購入したわけだ。毎日のように届くアマゾンの箱に、妻も閉口していた。

Web2.0はあくまでパラダイムシフトの過程をあらわした言葉であり、次にまだまだ続きそうなことも予感させつつ言ってるだけのことなので、特にあらためて定義する必要はない。ただ、いわゆるWeb2.0的なサービスはある程度共通認識になってきてると思う。Google AdSense、blog、SNS、SBS、Wiki、写真共有コミュ、映像共有コミュ、API公開、マッシュアップ、タグの概念など。そこにあるのはユーザー参加。

Web2.0的なサービスを必要としない人は、仕事上の悩みがない人なのかもしれない。例えば、僕の場合、

 ・時間がなくて、良質な情報を探索する時間がない。

という悩みには、

   → SBSとRSSリーダーの組み合わせ

という答えがやってくる。

 ・古い友人や縁のあった方々に近況を知らせたりする手間と時間がない。

という長くあった悩みには、

   → SNSとblogの組み合わせ

が解決手段になった。

ましてや、会社ブランドに依存せず、個人ブランドでビジネスの幅を広げていこうという場合には、あらゆるWeb2.0的サービスの組み合わせの中で存在感を示していくことがコストパフォーマンス的にも有効だ。会社というものも、そういう個人ブランドの価値が高い人材を求める時代に移ってきている。パラダイムシフトなのだから、ルールの変更には敏感になってみてはどうだろうか?

GmailからFlickr、You Tubeまで。

以前、学生たちが思った以上にネットから遠い存在のような気がする旨を書いたが、先日、島根の専門学校の集中講義で、1日半でどこまでできるか的に様々なネットサービスを利用して情報発信をする内容の授業を行った。正直、回線スピードの問題や、Mac OS9という環境にも苦労したのだが、想像以上のスピードで課題を克服していく様は、まるでスタンプラリーかロールプレイングゲームをやっているかのよう。終わったあとの疲労感はかなりのものだったけど、満足感が漂った。

簡単にネットを取り巻く現状を講義した後、パソコン演習室に場を移して、チーム分け。プロジェクトマネジメント要素は求めないまでも、チームワークを発揮して難題に向かってもらう。実際、スタートして問題噴出したのだけど、基本的に解決策を僕が提示することはせず、Google検索などで解決してもらう。見てるとWikipediaなんかも有効に使って、よくわからないことも調べて進めていた。検索時代の学校講義の目的とは何であるか、その一端を見たような印象だ。

まずは、Gmailのアカウントを取得してもらう。今後、様々なサービスを利用して情報発信していくに際し、基本的なIDはメールアカウント。Gmailのようなアカウントは大活躍。一昔前のフリーメールは怪しい香りがしたものだけど、Gmailだとおしゃれっぽいのは僕がGoogleフリークだからかな。いや、実際使いやすいですし・・・。続いて、チームで企画したblogの作成。ライブドアでもココログでもなんでもいいんだけど、OS9でのブラウザ制約で、NN7を利用するも、親和性が低いサービス多くて苦労しまくり。フォームがきちんと表示できなかったり。OSXに乗り換えろってことなんですかね。

blogではデザインチェンジや他のチームのblogにトラバ打ったり。続いて、Gofield主催のSNS、Patioに登録して、自分のblogとシンクロさせる。次にはてなのアカウント取得して、各種サービス実践し、SBSの世界なども経験。他のチームのblogなども「はてぶ」登録して、そのRSSをRSSリーダで取得してみたり。

この辺で差がついてきた。早いチームは、携帯で撮影した写真をFlickrに登録し、そのページデータを自分のblogにエンベッド、貼り付け。最終は、またまた携帯撮影した映像をYouTubeに登録、続いてblogにエンベッド!ついでにPatioにもエンベッド。ふぅー。

最後まで到達したのは1チームだけだったけど、大半のチームがかなりのサービス利用、情報発信に成功した。取得した各サービスのアカウント数も6つ以上になり、各自ノートでパスワード管理するも混乱気味。その混乱が今のネットの混沌なのかもね。そうして次に、LifeHacksをやってみるか!という流れなのか。もう古いか。そしてその中心にいるのは検索なれど、確実に、フォークソノミー概念も僕らは身に着けている。

そんな二日間でした。

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大連滞在所感

僕の今のパスポートは、まだ前職で外資系営業マン時代に取ったものだったので、米国の入国の印がぺたぺた押してある。といっても、英語もできない僕が何度も仕事で行ったわけじゃなくて、ほとんどがご褒美旅行。Gofield設立後も、N.Y.や西海岸に遊びか仕事かわからないような出かけ方で何度か渡米。

で、その後は一昨年から中国に来ることが増えてるわけだが、今回で10回目。3ヶ月に一回は来ている計算。上海が3回で、大連が7回。観光らしい観光は上海に始めて行った時ぐらいかな。最近は日本に居るときより仕事してる気がする。人にもたくさん会ってるし。

大連の特徴は散々伝道者よろしく喋り倒しているのでお聞き及びと思うけど、中国の都市の中でも極端に日本をターゲットにして産業を形成しているところ。その中でのソフトウェア開発に関しては、完全に日本向け。日本語の優秀な人材も多いし、何より、日本滞在経験者、日本企業で働いた経験者、日本人で大連在住の人など、即戦力も充実している。もちろん、採用と教育が難しいのはどこも一緒だから、苦労はあるのだけど。

なまじっか顔が似てるし、日本語が多少わかるので、なんとなく日本式のコミュニケーションをとってそれでよし、と仕事を進めてしまうこともあるけど、それが失敗の原因。異文化は異文化とわりきって、仕組みを構築していかないと痛い目にあう。また、中国の習慣も前向きに理解して、勉強し、お互いに尊敬しあって進めないとこれまた成功しない

手始めに、先ほどまで、中国側スタッフの幹部たちと会話を充分した後、リーダークラスのスタッフとじっくり問題点や改善策を話し合った。1時間ぐらいだったけど、なんともお互い、いい雰囲気で会を終えることできた。すぐ実行できるアイデアもたくさん出て有意義な時間。やっぱり会話だな。会話。

アウトドア達人のネットリテラシー

どうもアウトドア系の人材のネットリテラシーが高度化しているような気がしてならない。と書き出したが、一般論を述べるつもりもなく、よく知ってる人のことだけ指して言ってるんですけど。

代表格は、共に野遊び屋をスタートさせた、ごうさんRyuさん。そして、内田さん。お三方共に、文筆家でもあるので表現媒体の場としてネット利用率が高いのは当然。また、人的ネットワークがそれぞれのビジネスを支える意味合いが強いので、コミュニケーション手段としての活用も重要。

ただ、それってビジネスマン全体にいえる事の筈なんだけどな。

特にごうさんの場合は、「あのー、ジーアウトフィッターは、ネット系の会社ですよね」と勘違いされてもおかしくないぐらい、ネット利用率が高くなっている。その辺のIT会社など足元にも及ばない。「対価は、情報を出し続けているところにやってくる」と言われるが、ごうさん軍団の情報発信量は凄まじい。それのどれもがいわゆる「死んでない」。

野外道具屋ドットコム
シーカヤックショップドットコム
野遊び屋
ジー・アウトフィッター
野外道具屋ブログ
野遊び屋ブログ
シーカヤックブログ
ファイントラックブログ
野遊び研究会
シーカヤックDVD This is the sea
香川県 遊び歩き情報

もっとありそうな気がする・・・。


われらGofieldでも、実際、これだけ人数がいるにも関わらず、情報発信しているのは一部に偏った上で、かつ、個人ブランド構築などは夢の夢。「死にかけ」ブログが累々。とてもじゃないが、「ネットの中に住んでいる」とは言いがたい。

ネット上での存在感に加え、個人ブランドを確立していくスタイルを学びたければ、注目すべきは「ごうさん」かもしれません。

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