放浪コラム
移動時間を勉強時間に
2008年08月07日 09時39分
経営、ビジネスにおいては、
・移動時間
・社内業務時間
の2つは、少なければ少ないほどよく、
・お客様活動時間(訪問、お客様向けメール、お客様向け提案の準備など)
を圧倒的に増やすことが原則です。加えて、個人レベルでは、
・勉強時間
を増やす必要があります。
社内業務時間は仕組み化や、不必要な業務がないかなど、定期的な棚卸で見直しを進め、場合によってはアウトソーサーの活用も大事になってきます。前回書いた、ルーチン作業の割り出しと、その徹底的なマニュアル化が大いに貢献するでしょう。
ただ、移動時間は個人レベルで少なくするのは限界があります。そもそもエリア戦略が間違っていたら、どうやっても短くならないからです。このエリア戦略の件は別途項をあらためます。
では、個人レベルで可能な工夫はないでしょうか?
移動時間を有効活用して、例えば、PCが使える環境ならば、メールの返事を書くとか、専門ブログを執筆するなど、「お客様活動時間」に変えることが可能です。葉書を書くことが可能ならば、訪問後の御礼などをさっと書いて投函するなど有効でしょう。携帯でもできることはけっこうあります。電波が良好なら待ち時間使って、アポイントのお願いなども可能です。携帯でお客様も読んでいるブログを更新したりもできます。
僕は最近では、移動時間=勉強時間と考えるようにしています。以前から雑誌などは読んでいたのですが、マス向けの情報はやはり希薄で、勉強にはならないと感じていました。最近では、飛行機や電車での移動の場合は本を数冊持っておいて、読み進みつつ、ノートにまとめたり、社内SNSに情報を書き込んだりして、自分が後で使えるようにします。
車での移動が香川においては圧倒的に多いのですが、以前ならラジオを聴いたり、好きな音楽をかけたり、あるいはテレビの音声だけ聴いたりでしたが、現在は、経営の勉強のCD-ROMや、これはと思った音声教材をiPodに溜め込んでおいて、聴くようにしています。これという教材は、100回ぐらいは聴かなきゃというつもりで。僕は記憶力が高いほうではない、まぁ、凡人ですので、一回聴いたぐらいでは抜けていきます。100回、200回と聴いてやっと自分の肥やしになるようです。そう考えると、移動時間は大事な勉強時間になるのです。
僕たちは営業車を2台保有していますが、どちらの車にも、このような音声教材のCD-ROMを10枚ずつほど搭載しています。お客様先への往復の間、寸暇を惜しんで何度も何度も聞くことで、質の向上が図られていると感じます。
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.keijimorita.com/mt/mt-tb.cgi/1555