クラウドファンディング、FAAVOを利用してNPO法人アーキペラゴで新しくスタートさせたプロジェクト、「せとうちクリーンアップフォーラム」の仲間を増やす挑戦をしています。今日現在で50人もの方が支援してくれていて、自動的に今年度のサポーターになってくれている(クラウドファンディングが成功すれば・・・)わけです。これまでの取り組みに比べて仲間の輪の拡がり方がすごいので、これだけ見ても地域系のクラウドファンディングは仲間作りに向けたプレゼンテーション&登録のツールとして価値が高いなと実感します。
■美しい海を瀬戸内から。あなたもぜひ仲間になってください!(FAAVO)
ただ、目的に比べて目標数値が高かったのか、人数を意識した結果、魅力的な高額支援コースがないなど、支援コースの設定がミスったのか、はたまた僕のような数年来引き篭もって人脈拡大してこなかった人間が起案者なのがまずいのか、20日を切って、やっと半分に到達したところです。
もうひとつ、「海ごみの問題は普通に生活している香川の一般の人も当事者なんですよ~」という話がなかなか実感を持って伝わりにくいという、僕の表現の問題でもあるなぁと感じています。普通なら、まぁそこはのんびりじっくり伝えていこう・・・ってなるんですが、クラウドファンディングの期限はあと19日なので、どこまでできるかわかりませんが、もう一度整理してみます。(前置き長い)
1.瀬戸内海は太平洋など外洋と比べて圧倒的に海ごみの量が多い。汚い。
・沿岸流域人口3,000万人も住んでる閉鎖海域
2.ごみの多い瀬戸内海の海水と、比較的ごみの少ない太平洋の海水が一日に二回行き来する。
・瀬戸内海に流入、発生した海ごみの半分が太平洋など外洋に流出
3.太平洋に流出した瀬戸内海由来の海ごみは、北太平洋海流などで運ばれる。
・ハワイやミッドウェイ近海にも
4.ミッドウェイ近海の海ごみを親鳥経由で多くのコアホウドリの雛が誤食している。
・死んだ雛の胃袋からは瀬戸内海由来の海ごみも発見
5.香川県やNPOの長年の調査で海ごみが大量に漂着する場所は特定できつつある
・重点箇所での回収が効率的、大規模クリーンアップ(行動1)
6.海ごみや種類の変化、破片化の進行、季節による変動がある。
・継続的な調査活動、研究が必要(行動2)
7.重点的回収を進めるだけではなく、発生抑制が重要。
・これまでは「ごみを捨てないようにしよう」という普及啓発中心
8.瀬戸内海の海ごみの2/3が川を経由するなど陸域からの流入。
・まちのごみを川が運ぶ。川などでのクリーンアップも有効。
9.社会から悪意のあるひとがゼロになることはない。
・便利と言う理由で使っている使い捨てプラスティック製品の一定量が適切に処分されず海ごみになる
10.人口が多いため、悪意のない、不注意の積み重ねでも大量の海ごみになる
・陸域から海に流入している海ごみを沿岸流域人口で割ると、ひとりあたり年間わずか100g以下
11.使う必要のない使い捨てプラスティック製品を中心に利用自体を減らす
・ペットボトル、レジ袋などを使わないライフスタイルの提言(行動3)
A1.ペットボトルやレジ袋などの使い捨てプラスティック製品を使わないことが、瀬戸内海へのごみの流入量を減らすことに繋がる。
A2.まちや川でクリーンアップをすることが海ごみを減らす。
A3.漂着ごみの多い重点ポイントでクリーンアップすることが瀬戸内海の海ごみを減らすことになる。
A4.瀬戸内海の海ごみを減らすことが太平洋に流出している海ごみを減らすことになる。
A5.地球の仲間たちを救う小さな一歩になる。
本当はマイクロプラスティックのことなど調べれば調べるほど、人間の健康にも関わってくる問題のようで、当事者意識持ちやすい話題なのですが、まだ科学的アプローチが足りてないですし、風評被害につながることなので慎重になります。
なにより、太平洋の浜辺と瀬戸内海の浜辺両方に行けばわかりますが、圧倒的に瀬戸内海の浜辺はごみが多いです。それだけでも辛い事実だと思うんですよね・・・。
そんなわけで、整理してもまだまだ伝わらないと思います。どこに行ってでも喋りますので、呼んでください。また、下記リンクよりぜひ応援くださいね。お願いします!