僕の周辺で、数年前からごみを拾いながら走るっていう「拾活」を実践している友人が増えてきています。なかには、100kmを超えるようなウルトラマラソンでも拾いながら走り、エイドエイドで拾ったごみを渡しつつ、新たな袋を取り出して走り出すような超人も。
拾うときは立ち止まりますし、しゃがみます。時には側溝の中に降りて拾ったり、わき道に入って拾ったり。100kmを完走するだけでも大変な僕には異次元の世界に見えていました。いずれは日常のジョギングの中で始めようかな・・・程度に思っていました。
ところが、先日開催された第1回奥出雲ウルトラおろち100km遠足で多くのランナー、スイーパーの方々が「拾活」しながら走り続けていたのを久しぶりに間近で接して、自分も拾いながら走ってみたい、と純粋に感じたのです。
そんなわけで、昨日、小雨降る中、トングとレジ袋を2枚持ってスタートしました。
と、考えが甘すぎでしたね・・・。
家のすぐそばの通行量の多い道に出たとたん、おびただしい空き缶、ペットボトル・・・。特に休耕田の草むらには大量に捨てられています。まだほとんど走ってないのにレジ袋は既に満タン。いったん自宅に戻って、満タンの空き缶を置き、大きな袋を用意して再びスタート。
今回は缶、びん、ペットボトルの袋と、プラスティック容器包装用の袋ということに決めて、集中して拾いました。紙ごみはまた後日。用水路の中のごみを拾うにはトングが大活躍。大通りをはずれれば、小走りして拾い、小走りして拾い、のリズムもできてきていい感じ。おや、これは楽しいかもしれない・・・。
近所での一日目ということで大量の缶、びん、ペットボトルを拾いましたんで、大きな袋がめちゃくちゃ重くって、後半は腕の筋肉にかなりの負荷がかかっておりました。いい感じ(笑)
同じ町内でも捨てられやすい場所、というのがだんだん見えてくるのも面白いですね。捨てられにくい景観や管理法というのがおぼろげながら見つかるかもしれません。
あと、数キロならいいんですが、距離長くなると拾ったごみの預け先が欲しいなとも感じました。僕の場合は、実家やオフィスもデポ地点として組み込んだらいいんですが、地域コミュニティとして、そういう場所があったら面白いかも。ごみを家でためとけない人も多いでしょうしね。
というわけで、僕もまだ一日目ですが、皆さんも始めてみませんか?
ジョグや散歩に出るときは、ポケットにレジ袋を。一度に2つのことができている感覚が、僕にはかなり心地よかったです。