01/072014

僕の長い長い水かきの話。

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僕は子供のころから「指が短い」と兄弟や親からもからかわれて育ちました。友達からも随分ネタにされたと思います。元々ガキ大将気質だったんで、それが元で苛められたりとかは無かったんですが、かなり後々までコンプレックスだったのは間違いないですね。

ところが、学生の時、映画「ハワードザダック」を見ていて開眼しました。有名な「鳥が進化して人型」になる絵のシーン。

「俺は指が短いんじゃなくって、水かきが長いんだ・・・」

そこに気付いてからよく手を見てみると骨の長さはひょっとしたら人より長いぐらいです。骨格としての指は普通であって、指と指の間の「水かき」だけが長いんです。そして思いました。

「これは人類の進化の始まりに違いない・・・」

来るべき温暖化が進んだ地球。海水面は上昇し・・・。まるでハワードザダックみたいな人類が海と陸を行き来しながら生活している未来・・・。

僕の水かきはほんと凄いですよ。小指にいたっては爪のある先頭の第一間接あたりから始まっています(笑)。指の始まりの間接部分からの長さは一番長いところなら4cm弱もあるんです。

よく、

「ピアノを上達するには指と指の間の水かきを切ることがあるんですか?」

という質問に、

「そんなことしても、指の動く幅は変わりません」

と返答しているケースがありますが、これは本当の水かきを知らない人の返答ですね(笑)。僕は実際、ギターもピアノもかなり苦労しました。水かきが本気でパンパンに張るんです!

けど、この水かき(もちろん足の指にもあります)のおかげでとくに水泳教室などにも通ってませんでしたが平泳ぎは我流で速かったですね。ソウル五輪、平泳ぎで金メダルをとった鈴木大地さんがインタビューで速さの秘密を訊かれたとき、

「僕は水かきが長いんですよ」

とカメラに見せてた水かきは僕の半分ぐらいでした。

何が言いたいかというと、コンプレックスやハンディなんかは角度を変えたり、考え方を変えたら気にならなくなるってことです。他人がどう思おうと本人がどう思っているかが重要。多様性が重要なこれからの時代においては個性を前面に出して生きていかないとね。

ちなみに僕の娘も息子も水かきはあんまり長くないです。残念。人類の進化は僕の孫世代に引き継ぎます(笑)

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