この度、福岡県にありますNPO法人在宅医療サポート協会(内閣府認証)と業務提携を実施し、高齢者の方の見守り、安否確認、緊急通報、相談受付、生活支援などを目的とした見守りサービスを、香川でも本格的にスタートする運びとなりました。
健康で生き生きと豊かに暮らしていけるように、運動や食生活に関する情報提供や在宅医療の推進、お元気(安否)の確認、緊急通報、相談を行うことで高齢者の笑顔、家族の笑顔、地域の皆様の幸せに貢献し保健・医療の増進に寄与することを目的としています。
同時に、高齢者の方の「讃岐弁」にも対応すべく、コールセンターをGofieldにて開設。2名以上のオペレーターを常駐させて、高齢者の方々の支えになる体制を整えます。サービスは24時間365日対応です。
高齢者の方だけでなく、このサービスを活用いただくと、在宅医療を進めている医療関係者の方々、訪問看護の方々、介護関係者の方々の夜間などの負担軽減にもつながります。
超高齢社会では既存のシステムの延長では医療も介護も破綻するのではないかと感じています。医療、介護が連携することはもちろん、地域コミュニティがこれに関わり、NPOなどの民が活躍し、行政がバックアップしていく体制の構築が急がれます。
僕が今回、この高齢者見守り・緊急通報システムのコールセンター開設を決断したのは、ひとつには社会問題とされている「孤独死」をこの香川からゼロにする取組みができないものだろうかと以前から考えていたことがひとつです。毎朝遠隔で安否確認を実施し、万一確認が取れない場合は家族他支援者の方に連絡し最終確認取れるまで追跡します。残された家族にも負担の大きい「孤独死」を減らす一助になるべく取り組んでまいります。
もうひとつは、高齢者の方の引きこもり問題です。もちろん、自ら好んで無縁を求めている方もあると思いますので強制的に連れ出す必要はありません。ただ、望まずになんとなく社会との接点が減っている方には、このサービスが窓口になればと思うのです。お気軽に相談ボタンを押していただければ「讃岐弁」の通じるだいたい娘さんぐらいのオペレーターにつながります。本来の要件もありましょうが、近況を話したり、大きなニュースがあった時はそんな話題もいいんじゃないかと。月に一度はオペレーター側から「お元気コール」ということでお電話して身体の具合や心配事などお聞かせいただきます。季節の話題で盛り上がるのもいいですね。そんな会話の中から「たまには近所散歩してみようか」と感じていただけるかもしれません。
高齢者の方がいきいきと生活できるようになれば、医療費の抑制、介護費用の抑制にもつながり、持続性のある社会への一歩にもなります。また地域コミュニティの再生、新たなサービス産業の芽生えにもつながるんじゃないかと考えています。
コールセンターの見学は随時受け付けておりますので、お気軽にご連絡ください。医療関係の方、介護関係の方、自治体の方、高齢者支援のNPOの方などからのお問い合わせも大歓迎です。
香川に欠かせない地域インフラとなるべくスタートしました。
(福岡、大分のコールセンターと連携しておりまして、万一、高松のコールセンターが機能していない場合でもサービスは継続できます。)
皆様、どうぞ応援ください。宜しくお願い申し上げます。