10/292013

男性の育児休暇取得は給付金額よりも経営者の意識改革

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育児休業中の給付金が現行の50%から67%に引き上げられる方針だそうです。

育休給付、休業前賃金の67%に引き上げ検討

Gofieldでも取得しやすいようにいろいろもっと制度整備進めていかないといけないなということでプロジェクトチーム作ろうとしています。

今回の給付金額の引き上げは1.89%に止まっている男性の取得率を上げようというのが意図するところのようですが、男性が取得しにくい理由は給付金額の問題だけでしょうか?

やはり、育児休暇後に仕事がなくなっているのでは?とか、そもそもキャリアパス的に不利になるのでは?という部分が強いと思います。子育てがはじまる年齢と言うのは確かに一番働き盛りという印象が強いですし、周囲からも頼られているでしょうからビジネスの現場での空白ができることに不安は大きいでしょう。

となると重要なのは経営者の意識改革と環境整備だと思います。

これからの不確実な時代は、一方向を向いた強靭な経営ではなく、多様な経験を持った多様な人材を配してのしなやかな経営が必要だと感じます。予測できない事態に臨機応変、様々な経験とアイデアを結集して対応していかないといけません。

そんな時、育児の経験や介護の経験を積んでいるメンバーと言うのは大事なんじゃないかと思います。育児や介護を経験する中で様々な人と関わり、葛藤し、事態を打開していく能力が凄い厚みで蓄積されていくと思うんです。僕自身、多少なりとも育児をした中で感じました。まだまだ主体的には遠かったんですけどね(反省)。

短期的に見れば重要な戦力が半年、一年と離脱するのは問題かもしれません。欠員として補充して、帰って来てもらわないほうがいいのかもしれません。しかし、長期的にみれば必ず貴重なメンバーに育つと思います。

まぁ、難しいことはおいておいて、「赤ちゃん」として接することのできる時間はほんと短いわけですから貴重な時間です。男女関係なく愛しい時間です。

それを奪わない余裕ある経営者でありたいですね。

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