白山・白川郷100kmウルトラマラソン、走ってきました。が、結果は71.8kmの第三関門が越えられず、15時の時点でタイムオーバー。70kmの旅でした。
今回はスタート地点まで車で20分ぐらいの白峰温泉でコテージを借り切って13名で自炊しての宿泊でして、なんだか学生時代に戻ったようでわいわい楽しい時間になりました。毎々呑みすぎ、睡眠不足のままスタート時間を迎えるわけですが、同じ条件で友人たちはバンバン完走するんですから、まだまだ鍛え方が足りません!(笑)
白山スーパー林道を軸に、累積標高2,000m以上の過酷な100kmです。僕なりにペース配分決めていたんですが、最初の第一関門38.2kmで予定よりも大幅に遅れてしまって、だんだん頭がネガティブモードに支配されていきました。予定より15分遅れ。休憩をほとんどせずに出発したので、まだまだ挽回可能だったんですけどね。
石川県側では深い峡谷に岩と緑、そして滝。岐阜県側に抜けてからは遠くアルプスの峰まで含めて絶景が続きます。約15kmほど下るとそこは世界遺産の白川郷。観光客でごったがえす中をランナーが走っていくと言う不思議な光景。これも面白いですね。
第二関門55.2kmでは予定より40分遅れ。下りでスピードが出せなかったのが一番の敗因です。とは言え、まだまだ第三関門を越えるには充分な時間がありました。ところが、頭の中がもう嫌々モードになってしまっていて、脚が動かないのです。同じぐらいを走ってるランナーもなんとなく諦めムードが漂っていていけません・・・。
60kmを過ぎたところで計算すると歩き半分、走り半分なら間に合う時間。気合を入れなおして走り始めました。どんどんランナーを追い越します。順調に62.5kmを通過。関門まで10km切りました。ところがここから斜度がきつくなるのです。ペースが落ちて脚が出ません。しばらくストレッチしましたが、正直ここあたりで心が折れきってしまいました。
とぼとぼ、という感覚で後は70kmを目指しました。とにかく70kmまでは行こうと。15時のタイムオーバーに70kmがぎりぎりだと自覚したとき、湧き上がったパワーで猛スピードでダッシュ。70kmの計測器に15時ピッタリに到達。つまり、力はまだまだ残っていたのに自分からステージを降りてたんですね。これも僕の今の実力だと心の底から思います。
そんなわけで、僕自身のレースとしては準備不足も含めて悔いの残る結果となってしまいましたが、スーパー林道の景色、白川郷の風景、ほんと素晴らしかったです。第一回大会ということもあって運営大変だったでしょうが、女子大生ボランティアの皆さんや地元の皆さんの笑顔の活躍は見事でした。
そして楽しい時間を共に過ごしたウルトラ変態ランナーの皆さん、応援してくれた皆さん、いい想い出をありがとうございました!