先日、日本を代表するウルトラトレイルランナー、鏑木 毅さんの自伝的著書「アルプスを越えろ! 激走100マイル」を読み終わったことを書きました。
そして、博多までの出張の車中で今度はアメリカを代表するウルトラトレイルランナー、スコット・ジュレクのこれまた自伝的な本「EAT & RUN 100マイルを走る僕の旅」を読み終わりました。
「BORN TO RUN」の中に出てくるスコット・ジュレクなので、確かにスピンアウト感はあるかもしれない。ただ、僕は「BORN TO RUN」を読んでてタラウマラ族やカバーヨ・ブランコよりも、この求道的な雰囲気のスコット・ジュレクに魅力を感じていたので、すぐにでも読みたくて購入したわけです。
全編を通して走るとは何かを求めつつ、そして救われていくストーリー。スコットの人生のいろんな挫折や苦しみが展開されますが、ウルトラランナーって人生で大きな挫折や傷を背負っていたほうが強いのかもしれない。経営もそうですね。
「人生はレースじゃない。ウルトラマラソンだってレースじゃない。そう見えるかもしれないけれど、そうじゃない。ゴールラインはない。目標に向かって努力をして、それを達成するのは大切だけれど、一番大事なことではない。大事なのは、どうやってそのゴールに向かうかだ。決定的に重要なのは今の一歩、今あなたが踏み出した一歩だ!」
訳がいまいちっぽい可能性もあるんだけど、まぁ、それはおいておいて。
とにかく、レースのスタート地点に立つこと。今、一歩走り始めることが尊敬に値するんだと思う。
この本では走ることと、食べることが中心に語られているが、実際、経営とはどういうことなのか、生きるとはどういうことなのかを、読みながらずっと考えてました。
今の僕には、楽しく走り続けられる環境づくりが大事なのかなと思いました。
会社経営を磐石なものにし、それでいてリスク対策として事業を次々に起こし、様々な資産を形成する。家族が楽しく笑いながら過ごすために尽くして応援してもらう。そして健康な身体を維持する。
まぁ、続きは走りながら、呑みながら考えます(笑)