「タイムイズマネー」はビジネスの場面でよく言われる言葉ですが。いや、あんまり言わないか(笑)
この場合の「時間」って何を指すんですかね?
時給の「時間」じゃないでしょうし、ましてや追い立てられて焦って動く「時間」でもないはず。
きちんと段取りして並んだタスクリストを計画通りに処理していく「時間」でしょうか?それもなんか違うなぁと思います。
僕が思う「タイムイズマネー」の「時間」は3つあります。
ひとつ目は「思考する時間」。
ルーチンな業務はマニュアル化して圧縮して早々に終わらせたり、自動化、仕組み化を進めて自分以外でも勝手に進むようにしておいて、たっぷりと思考する時間を確保することが重要だと考えます。もちろんやらなくていいこと、無駄なことに時間を取られているようでは思考時間の確保は難しいでしょう。僕自身、30代は「頼まれごとは試されごと」の精神で何でも引き受けていましたが、今は思考時間を確保するためにも、ある程度決めたこと、自分の人生のミッションに沿ったこと以外は手を出さないようにしています。ゆったりしたスピードでジョギングしていると15分後ぐらいから頭がものすごくクリアになってきて思考タイムがはじまります。ビジネスアイデアが溢れてきます。オフィスでも一日に一時間ぐらいは思考する時間を確保するようにしていますが、この時間はほんと重要だと感じます。
ふたつ目は「創造的な思考の人と会う時間」。
興味があることを僕が楽しめるように目を輝かせてイキイキと話してくれる人との時間は大切です。僕の方も前頭葉が活性化して、新しいアイデアがじゃんじゃん浮かんできて、その場で形ができていったり。相手の年齢、性別、国籍は関係ありません。社会人としての経験の浅い深いもあまり関係ないですね。自分と違う人生を生きている人との時間は次の付加価値を産む時間になっています。媒介になる場所、料理、お酒も重要ですね(笑)。決してマイナスオーラを出すネガティブモード全開の人と会っててはいけません。感染します。
最後は「貪欲に経験値を積む時間」です。
上の二つは現在の僕の場合ですが、これは若いとき、30歳前後ぐらいまでの話。仕事でも何でもいいのですが、ある程度人生設計をしたならその経験値を積むために貪欲になることが必要です。前のめりに貪欲にやっていたら困難なハードルが何度もやってくるでしょう。それをどうにか乗り越えていくことで経験値があがり、さらに困難だけど達成感ある仕事がやってくるようになります。なんだかRPGみたいですね。魔法を使ったり、高価な武器で敵をやっつけるのは後回し。まずは、自分の基礎体力にも通じる経験値を上げることが重要です。会社がノー残業デーばかりで物足りない場合は自主的な勉強会を開くとか、NPO活動でプロジェクト立ち上げるとか、いろいろ経験値を積む方法はありますよ。仕事にもプライベート時間にも貪欲になれず疲れてるだけの人は辛い40代、50代が待ってるんじゃないかなぁ。
とまぁ、20代はがむしゃらに働いて真剣に遊んで、今はボーっとジョギングして、直接ビジネスと関係なさそうな人とばっかり会ってる僕の言い訳でした(笑)