10/312012

日報の考察部分から気持ちを感じ取る重要性

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大学の後輩にあたる経営者の方から、中小企業家同友会の例会でちょっと喋ってくれない?というリクエストがありまして、恐縮しながらも引き受けました。テーマが「リーダーシップ」ってことで、これはもう組織として何かをする時にもっとも重要な要素ですね。

僕の場合は懲りないほどの数々の失敗談がありますから、余計にリーダーシップの重要性を感じてきました。

リーダーシップを発揮するには下地がいろいろ重要ですが、会社組織においては、個々のメンバーの感じていること、思っていることをどうやって理解するか、理解しているかを伝えるかがポイントです。

僕たちは創業当初から電子メールでの日報を利用しています。一時期は社内SNSなど構築しまして使っていたんですが、スマートフォンからいまいち使いにくいこともあって、今はメールに戻しました。

以前は、業務内容を詳細に記して、

9:00-9:05 朝礼
9:05-9:15 掃除
9:15-9:30 メール確認
9:30-10:30 A社デザイン案ラフ作成
10:30-12:00 B社納品書類作成

などと後ほど業務管理のダブルチェックに使うほど書いてもらってました。で、最後に、考察として想ってることや、うまく行ったこと、社内メンバーの誰かに感謝したことなどを書いてもらっていたのですが、前半の「業務内容報告」で大半のメンバーがエネルギー使い果たしててなかなか「考察」部分が出てきません。

そこで、もう業務時間の管理っぽいことは無しにして、後半の「考察」部分だけの日報に変えました。もう個人個人を管理することをやめたのです。もう信じて任せる!(笑)

となると、みんな日報を出すからには何らかの「考察」が必要になってきます。反省やら、改善案やらもどんどん出てくるのですが、何気ない言葉の断片から「アラート」を探したり、疲れ具合を推し量ります。形式知としての業務報告ではない、暗黙知の断片みたいなものが見えるんですよね。これが大事です。

発見したことに対してクイックでアドバイスや僕の感じていることを伝えるのが一番です。といいつつ、できてない日が多いですね。反省しなければなりません。つい、「個人面談の時に伝えよう」となってしまっています。

「いつも貴方のことを想っていますよ」

ということを伝えるのは、恋愛に似て難しいものです。けど、逃げずに誠実に社内のメンバーと向き合わないといけません。

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