06/132012

話しにくい相手だからこそ、あえて相手に興味を持ってみる

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今朝も7時半から社内メンバーの個人面談を実施しました。年齢を重ねて日々の過ごし方に一定のリズムができてしまうと、けっこう日常の中での気付きの頻度が落ちてくるんですが、若手のメンバーとじっくり1時間とか時間をかけて話し込むと、僕自身がいろんな勉強になります。

今朝の話題は、話しにくい相手と話さねばならない状況でどう会話をするか。

大事な用件でも話しにくい相手だとついつい先送りしがちになります。優先度低い細かいタスクを先に進めてみたり。言いにくいことを言うと、今後さらに付き合いにくくなるんじゃないかと躊躇したり。

僕の考え方は、すごく理想論に聞こえるかもしれませんが、そもそも話しにくい相手というのを減らすことかなぁと。

なんでも話せるような信頼関係を築けてない相手に対して、いきなり本題を切り出すのは、営業相手にいきなり商品の売り込みをするのと同じかもしれません。まずは、相手との信頼関係を再構築する必要があります。

共通項、共通の話題が多ければ多いほど、その後の信頼関係を構築していきやすくなります。それには、相手のことに興味を持つことからはじめてはどうでしょうか。じっくり共通の部分を探したり、相手の言動やSNSなどでの会話からヒントを掴みます。それを手がかりに可能なら共通の話題をベースにしたなんでもない会話を重ねるのです。

とは言え、「信頼関係構築!」と意気込まず、自然に共通のことを増やしていくぐらいのゆるい構えで進めたほうがいいと思います。相手に興味を持って、共通の話題を探すだけでもけっこういつの間にか話しやすくなってるでしょうね。

「話しにくい相手のことに、そもそも興味を持つのなんか不可能やわ」

という声も聞こえてきそうですね。その人と関わっていくことが今後一生なくてもいいし、不可能!とまで思えるならぜひ躊躇せず無理はしないほうがいいです。ただし、狭い世間が、FacebookやTwitterで益々狭くなっているのも事実。コミュニティ社会の必要な同調圧力と思って割り切ることも必要かもしれませんね。

40歳を超えてから感じるのは元気で人生を楽しめる期間っていうのは案外少ないということ。だったら、「嫌だなぁ」と思う相手を少しでも減らして、自分の周囲をどんどん「何でも話せる人」で埋めていくのも悪くないんじゃないかな。仕事で付き合うにしろ、子供関係でのお付き合いにしろ、お客様に対しても。

少なくとも、「相手の個性に気付く」程度でも何かあれば、それは素敵な前進だと思うのです。

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