04/032012

月次決算のスピードをアップして、B/S、P/Lを経営に活かす。

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経営の相談をいただいた時に、

「月次の試算表は作られてますか?」

とお聞きすると、

「は?」

という反応をされる場合があります。

毎月締めるのではなく、

「決算の時だけでして、税理士の先生に任せっぱなしです。」
「銀行に出す時だけ作ってもらって、ちゃんと見たこともないですね。」

な感じで。

せめて貸借対照表(B/S)と損益計算書(P/L)ぐらいは月次で作成して、経営の戦略戦術判断に役立てるべきだと思います。

知ってる人が聞くと「ほんとか?」と思うかもしれませんが、僕は4年前の大失敗以来、「バランスシート経営」に完全に移行しています。ただ、相当バランスシートが傷んだ後でしたので「増資」などによってB/Sを良くすることはなかなか難しく、純利益を出すことでB/Sを改善していくしかありません。その為には、判断ミスをしないよう、毎月、B/SとP/Lを睨んでいるわけです。

前期からは事業部別に月次決算していて、各事業部長も同じようにB/SとP/Lと睨めっこしてますよ。感覚的な売上見込みやコストのかかってる感じは財務諸表以外のドキュメントやツールでも掴めますが、やはり正式にB/SとP/Lの形になってこそだと思うのです。

月次決算によるB/SとP/Lのアウトプットは早いにこしたことはなく、現在は、前月末に締めた後、12日頃に速報版を、15日に通常版を出してもらうようにしています。これを後、3日ぐらい早くできないかといろいろ考えているところです。

と偉そうに書いてますが、以前はまさにどんぶり勘定でして、僕も銀行さんに言われてしぶしぶ用意すると言う感じでした。こういうところをまずは修正していくことが大事ですね。これはドキュメントの名称こそ違えどNPOや社団法人でも同じです。

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