先日ある方に、
「お金の心配もなんにもなくって、好きなだけ好きなことに時間を使えるとしたら何に使いますか?」
という質問をいただきました。
簡単なようで難しい問いですね。自分の中で何がしかのポリシーがないと答えられません。
僕は、
「家族に最大限の時間を使った上で、残り全ての時間をサロマ湖100kmウルトラマラソンの完走のための時間に使います。」
と答えました。今年というか、今限定の答えですね(笑)。
かみさんと子供たち、親戚のみんな。家族と過ごす日常のルーチンな営みが愛しい時間だなと最近強く思います。子供たちはいずれ大きくなりますし、実家の父母にも老いが来ています。永遠に続かないとわかっているからこそ大事な時間だと思って過ごせるのでしょう。と言っても肩肘張ってるわけではなく、普通にゆったりと過ごす日々です。
その上で何か自分が生きてきた証が欲しいという気持ちも強くなっています。ひとつは、ビジネスとしての株式会社ゴーフィールドと言う法人。もうこうなったらほんとライフワークですね(笑)。
そしてそれ以外に、何か自分に目標を持たせて力を試したいと思うわけです。それが今のところは今年の6月の「サロマ湖100kmウルトラマラソン」。正直、完走は簡単なわけではないことはわかっています。それだからこそ挑戦する意味があると思うのです。
日曜日の夕方、いつものように子供たちと散歩がてら近所のため池までジョギングに出かけました。堤防にはミニ八十八箇所があって、意味を説明すると息子はひとつひとつ立ち止まって何やら「ごにょごにょ」お願い事をしていたようです。それを見ていた散歩中のおばさんが、
「なんて信心なおこさんだこつ」
と褒めてくれました。いや、たぶん物欲のお願いだと思いますよ(笑)
堤防の端っこで、少年二人が連凧をあげてました。連凧っていっても三枚ですが、西風をうけて青空に綺麗に泳いでいました。
僕たち親子三人はしばらくボーっと眺めていました。なんかいい感じだよね。
素敵な平凡な日常の中に欲しい刺激って、この連凧に出会ったぐらいの刺激でいいんじゃないかなぁって考えていました。