02/162012

安定とは与えられるものではなく、自分自身で作り上げるもの

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今朝の日経新聞の第二部に「中国・四国地区就職希望企業ランキング」が掲載されていました。

それを見ると、学生の皆さんの超安定志向がうかがえます。

ただ、それって企業が「安定」しているだけであって、そこで働くみんなが充実した社会人として育っていけるっていうのとはイコールじゃないですよね。

僕が最初に入った会社を飛び出したのは26歳。気がつけば今、42歳。もう不安定な時期の方が長いのですが、充実した10年以上だったと思います。

僕が過ごした20代、30代と絶対的に違うのは、人口減少社会が目の前に来ているということではないでしょうか。僕でさえ逃げ切りは無理だなぁと思っていて、いろいろと試行錯誤の日々です。ビジネスモデルも、貨幣の価値も、国の行方も、個人の生き方も、どんどんダイナミックに変化していく時代に、他人任せに「安定」していてはいけないんじゃないかなぁ。

きちんとした教養を身につけ、専門性を育み、ホンモノを見極め、個人としての哲学を磨いていかねばならないと思います。加えて、人間的な魅力を高めて、様々な人と交わる中で大いに悩んで、苦しんで会話力やホスピタリティを学ばねばなりません。その先の、どっしりとした「安定」だと思うのです。安定は、自分で作り上げるもの。個人がほんと重要な時代に入っているんだと自覚すべきです。企業なんて、どんどんドライな方向に向ってます。市場が急速に縮小していくんですから当たり前ですよね。

って、まったく安定していない僕が書いても説得力ありませんね(笑)

けど、そんな不安定な人生も楽しいですよ。

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