5月4日、萩往還マラニック、70km走ってきました。
5月3日に家族揃って現地の湯田温泉に宿泊し、翌日朝、6時にスタート。山口市の瑠璃光寺から峠をいくつも越えた35km先の萩城址との往復の70kmの旅でした。
結果的には12時間後の18時の制限時間に12分、間に合わず!反省点というか後悔というかがたくさん残り、今ももやもや感がたっぷりです。これは来年走らなければと既に闘志メラメラです(笑)
国宝の五重の塔が美しい、瑠璃光寺。ここがスタート地点。山口市にゆっくり来たことなかったんですが、素晴らしい街ですね。かなりファンになりましたよ。
15km地点あたり。このあたりは全然元気。
35kmの折り返し地点。応援バスに乗って、かみさんと子供たちが応援に来てくれていました。元気ではあるんですが、時間に余裕がなくって、滞在時間わずか10分!
事前にもらったコースマップに参考タイムがあるんですが、11時間30分ぐらいでフィニッシュする「甘め」のタイムに対して折り返したときに15分オーバー・・・。予定ではそのモデルタイムよりも15分早く折り返すつもりだったので、ここからかなり焦りました。というのも、前半は調子が良かったのでペースが速いと思っていたら、実際は遅かったわけなんです。これはちょっとショックでした。
後半は膝にかなりダメージが来ていて、モデルタイムどおりに走ることが精一杯。なんとか15分のロスを挽回しようと必死で走りました。正直、40kmや50km過ぎても平地なら走れてる自分に驚きもしました。サロマ50kmや京丹後60kmの時はもう30km過ぎから早歩きが精一杯でしたからね。けど、走ってるといってもペースが大幅に上がるわけもなく、なかなかタイムが縮まりません。
それでも63km地点の最後の関門は16時42分に通過して、自分の中でのデッドラインと思っていた残り1時間15分をクリアしました。7kmを75分使っていけばいいので、これまでの経験ならいけると思いました。
が、峠を越えて、本来スピードを増して駆け下るところで、足が動きません・・・。こんなところ登って来たのかとビックリするぐらいの急な石畳。鎮痛剤をもう1個持っておいて飲んでおけばと後悔しつつも、痛いのなら我慢して走ろうと一歩ずつ下るのですが、スピードは上がらず。山登りの時は僕は下りが好きでこういう道は得意なはずなのに・・・。
なんとか下りきった時は3.8kmを残し、あと22分ほど。キロ5分のスパートをかけられれば間に合う時間です。必死に走るんですが、気持ちばっかりです。フィニッシュ地点には250km、140kmのさらにロングコースに挑戦した面々や、家族が待っていると思って踏ん張ります。
制限時間の18時ちょうどには、僕はあと1kmのところにいました。ここからの1kmはなんだかいろいろ考えましたね。
ラスト100mのところで、子供たちが前からやってきました。おぉ、長い旅がもうすぐ終わるんだなと思いました。なんというか寂しい感じなんです。
息子と娘と三人でラスト100mを歩き、走りました。フィニッシュ後、かみさんと抱き合うと涙が出ましたね。12時間12分の70km、山あり谷ありの過酷な長い旅でした。
それにしても、やっぱり悔しいですね(笑)