03/012011

自然も人も搾取しない、搾取されない生き方、暮らし方

先週の土曜日。高松は南新町の大日本社員食堂で開催された構想四国のイベントで、NPO法人アジア太平洋資料センターの佐久間智子さんの講演を聴いてきました。

「自然も人も搾取しない、搾取されない生き方、暮らし方」

と題されたお話は、会場のマイク音量に問題があったにも関わらず、僕たちの集中力を維持するに足る、というか引き込まれまくる内容でした。咀嚼する時間が現在無く、頭の中にインプットした状態で置いておこうと思ったんですが、事あるごとに読み返したいと思いましたんで、キーワードのピックアップだけさせてください。佐久間さん、ありがとうございました。主催いただいた皆様、ありがとうございました。

・穀物の使途
   食用 46.7%  飼料用 35.1%  その他18.2%(バイオ燃料5.7%)

・一人あたりの食肉消費量(年間)
   先進国 81.9kg   途上国 31.5kg

・牛肉1kg生産に必要な穀物と水の量
  穀物 11kg  水 約20,000リットル

・主要食料の貿易率
  小麦 18.1%  米 6.7%  牛肉 10.4%

世界全体で貿易に回っている食料の量は実はけっこう少ない。なので、日本が急に輸入量を増やせば、最貧国で輸入依存度が高い国への影響が大きい。1993年、冷夏のため米が不作になった日本は当時の貿易量の20%を輸入。結果的に世界の米相場に大きな影響を与え、米輸入国のセネガルでは餓えに苦しむ人が出た。日本だけの問題ではない典型的な事例。

・所得に占める食費の割合
  先進国 13~20%   中国 28%  最貧国の低所得者 80%程度

食料価格の高騰は、先進国以上に最貧国への影響が大きい。一食抜くとかいうレベルではカバーできない。

このあたりが気になった話題。

じゃぁ、どうするっていう部分は咀嚼してからぼちぼちと。基本は日本の伝統食っていいね!ということですね。

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