「雨でも走る」
と決めていました。被災地のことを考えればこの程度、という想いがあったからではありますが、実際の現場は僕らの想像をはるかに超えているでしょうから、軽々には言えません・・・。ですが、今は、雨風程度では走ることを辞めないでおこうと思えたのです。そんな春分の日の朝。
7時に公渕森林公園の駐車場に車を停め、タスケさんと合流。taruさんは家から走ってきており(!)、多少遅れそうなので7時半に二人でスタート。
一周4kmの森と池の周回コースを走ります。taruさん到着までの2周は、「こんなに楽でいいの?」というぐらい快調、快調。7分/kmですから予定より少し速いのですが、アップダウンも気にならず走れます。
3周目でtaruさん合流。taruさんにペーサーになっていただいて安定した走法に。とは言え、二人に比べて経験も体力もトレーニングも不足な僕は徐々に苦しくなっていきます。
5周(約20km)終えたところでナットさん合流。息子さんも自転車で参加します。雨はまだまだ降ってますが、人数増えてくると楽しいですね。僕の内心は「まだ半分なのか・・・」という感もありましたが、そこはだましだまし頑張ります。
6周終えたあたりで左膝、7周目で右膝が痛くなってきました。これまでは、10km過ぎで出ていた現象なのでましと言えばましなのですが、これでは100kmは厳しいです。あかんなぁと思いつつも、ここが気持ち的に踏ん張りどころと思って走り続けます。
9周目に入るところで、かみさん、息子、娘が応援に来てくれました。これは元気出ますね。9周目はけっこうきつかったんですが、「こんなのたいしたことない」と想って踏ん張りました。
そして10周目。スピードはダウンしましたが、ゆっくりいろいろ考えながら走りました。そしてみんなが待ってくれているフィニッシュへ。
四国は高松の郊外の、雨が降りしきる森林公園での小さな出来事でしたが、僕はなんだか感動していたのでした。走れるやんか、俺、みたいな(笑)
これまで、50kmや60kmのウルトラマラソンには出ていましたが、実際は、20km過ぎからは歩きが入り、30km過ぎからはほぼ歩き。ある程度のスピード感を持って約40km近く走ったのは初めての経験でした。
課題も多く発見できました。
・体云々よりも先に心が折れ始める。心を強くする方法を考える必要がある。
・脚全体に重い感じが拡がって、一歩一歩が出にくくなる。脚の長距離向きの筋肉を増量する必要がある。
・膝痛はやはりやってくるので、膝周りの筋肉を集中的に鍛える。
サロマ湖までは100日を切ってるので、一日一日を大事に過ごしたいと思います。