NZの話、その3。
今回、この時期にNZに行ったのには理由があって、RyuさんからNZで開催されるビーチクリーンアップキャンペーンに来ませんか?というお誘いがあったからでした。
先日もお話ししたように、こっちの海岸はゴミがないんですが、それでもネルソンエリア(エイベルタズマン国立公園南端からホロイランギ海洋保護区の間)291kmをビーチクリーンナップしようという壮大なイベントです。 僕の知る限り、過去12年こんな大がかりなのは聞いたことがありません。 取材しようと思ってるんですけど、これに併せていらっしゃってはいかがでしょう?(笑)
文末に、「(笑)」のついたお誘いには乗ってしまう僕の性格を知ってるのでしょうか?(笑)
■Big Beach Clean Up 20 November 2010
僕も香川ではここ数年ビーチクリーンアップのキャプテンをやってきてるので、ここははるばる日本から参加です!
というわけで、当日の11月20日、土曜日。天候はあいにくの小雨交じりの曇天ですが、担当するビーチへ。日本では見たことがないゴミ拾い関連グッズに興味津々。だけど、まずはゴミを拾いに。
が、瀬戸内海と違って、ほんとゴミがない!(笑)
それでも、ビーチコーミングの目線でじっくり探すと王冠やらソックスやら、食品包装やらといろいろ出てきます。大人4人で6袋ほど集まったので、これはけっこうな量と言えるかもしれませんね。
瀬戸内海で同じ面積を担当したら、200人は必要かもしれませんが・・・。
今回は、ボランティア数約800名で、291kmの海岸線および河口から10.46トンのゴミを拾ったそうです。上の地図の緑部分が僕たち、「Ryuファミリーとその友人たち」の担当エリア。ひとり当たり300m以上っていうと「無理!」と思うかもしれませんが、実感としてそんなものでした。いかに瀬戸内海にはゴミが多いのかということですね。人口が多い内海をどうやって未来につなげていくか、課題が逆に大きく見えた感があります。
Ryuさんが、見慣れないトゲトゲを持って帰ってきました。日本だと、ウニかハリセンボンってところですが、どうも違うらしい・・・。ギブアップして教えてもらったところ、「ハリネズミ」だそうです。
Wikiにあるように、移入種が入ってしまってるのは日本とニュージーランド。NZにはもともと哺乳類はコウモリしかいなかったそうですが、ハリネズミはかなり分布してしまっているのだとか。
日本からご一緒したK先生が、なにやら面白いものを発見しました。
うーむ・・・・。こ、こ、これは・・・。
皮膚の感じからしてサメだとは思うのですが、確信持てないままでした。だってサメの死体ってあんまり見たことないんですもん(笑)
そんなこんなで、楽しいビーチクリーンアップ&ビーチコーミングになりました。手配いただいたRyuさん、ネルソン市の皆さん、ありがとうございました!
(写真提供:Ryuさん)
うーん、書いてたらまた南半球でビーチコーミングをしたくなってきた・・・。