なんと、女木島でビーチクリンアップを実施した翌日に、今度は犬島でビーチクリンアップやってきました。
主催は、香川県経済同友会様。春の大島でのクリーンアップキャンペーン時に大々的にご協力いただきまして、趣旨に賛同いただき、今回の運びとなりました。素敵な輪が拡がっていってると実感します。藤枝先生と僕とでお手伝いに参じました。
犬島も芸術祭の開催地で、普通に渡ろうと思うと整理券手配などけっこう厳しい混雑状況。今回は、同友会さんの用意いただいたチャーター船で、ブ~ンとあっという間に到着。
さっそく港近くの観光客の皆さんが憩うあたりの浜辺を集中的にクリーンアップ!捨石の間に挟まった漂着ゴミも丹念に取り除きます。浜の方は沖の養殖いかだの浮きに使われてる発泡スチロールがけっこう漂着していて、これまた悩みの深い問題。陸で生活しているゴミも大量に川経由で海に出てます。そして海を生活の場にしている漁師さんからもカキ養殖用パイプとか発泡スチロール、漁網などゴミが出てます。どっちがどうではなく、相互理解深めながら解決に向けて動かないといけませんね。
約1時間で40袋ほどの大量のゴミが集められました。お疲れ様でした!
場所を移して藤枝先生に出前講義をしていただきました。昨日と違って初めて聴く人多数で、先生も喋りやすかったみたいですね(笑)
昼食挟んで船の時間まで自由行動になったので、「精錬所」を見に行きました。廃墟マニアにはたまらないですね。高いレンガの煙突や資材置き場がだんだん草や樹に覆われていってる様は、アステカ文明っぽい(適当w)感じもして。レンガの大きさが、よく見るものよりも大味な感じで大きくって、なんとなく石積みっぽさを感じるのも面白いです。森と廃墟と、海と空のコントラストがとても素敵でした。
土曜日の女木島の後も、男木島に渡って藤枝さんたちとアート鑑賞というか島歩きというかをしたわけですが、この、
「午前中、ビーチクリンアップ。午後、アート含めた島遊び」
というのは、充実した過ごし方だなぁと感じます。瀬戸内国際芸術祭自体が、「アートはきっかけ」に過ぎないというコンセプトだと思いますが、アートをきっかけに島に渡り、島の、瀬戸内の海ゴミ問題にも少し触れてもらいたいですね。海はつながっていて、普段の僕たちの生活とも繋がっていて、「美しい海」を次世代に残すには何をすればいいのか考える時間になれば素敵だなと思います。