09/272010

さらに身近に視線を移すこと

NPO法人の活動や、友人、先輩たちを通じて、ここ数年は島やまちなか、それに香川の海、森などの未来に想いを巡らせて、夢を語ることを続けてきました。その過程でも多くの出会いがあって、とても自分だけではできない得がたい経験の数々ができたとほんと思います。

ところが、最近、もっと身近。具体的には自分の住んでる小学校区のことも真剣に考えた方がいいんじゃないかなと思うようになってきています。

僕は今住んでいる小学校区で生まれ、育ち、そしてUターンしてきました。結婚した後も実家の近くのアパートで暮らし、子供も二人できました。上の息子は小学二年生で、懐かしい僕の頃と変わらない制服姿で小学校に通っています。また、いずれ家を建てる目的で同じ校区内に土地も先日購入しました。

土地に縛られるっていうのは、「永遠の放浪家」を自称している僕にはナンセンスな話ですが、放浪家も巣は欲しいのですかね(笑)

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毎朝ジョギングをしたり、休みの日には子供たちと散歩をするなど、まるで小学校時代に戻ったぐらいに地元の風景、季節の移ろいを目にする毎日になっています。一昨日は実家でひまわりをたくさん摘んで、おじいちゃん(子供たちにとってはひいじいちゃん)のお墓参りにいきました。こういう何気ない時間の過ごし方がたまらなく楽しいのです。

すると、いろいろ気がつきます。家族のこと、実家を含めた親戚のことまでは想いが強いけど、子供たちを育てているこの地元のことに関心が薄すぎたのではないだろうか?

地元の愛育会での活動のお手伝いや、町民運動会への参加などはしてきましたが、なんかもっと自分たちでやらなければ、住みやすい素敵な故郷にならないような気がしています。

日本の未来に楽観的な人は少数派でしょう。団塊の世代の方々レベルの老後を迎えられると信じている若者はもっと少ないでしょう。そういう時代に子育てをする僕らは、より強固に、アイデアを凝らした血縁、地縁、そしてネットを活用した多段階コミュニティを形成していかねばならないように思えます。僕の場合はここに会社のメンバーの層も加えて、みんなで来るべき厳しい時代に明るく過ごせる体制を整えていきたいと思います。「地縁、血縁、ましてや社縁・・・。なんて前時代的なことを・・・」と思われるかもしれませんが、どうもすごく大事な時代が到来しそうな気がするんですよね・・・。なんとなく。

ノマドへの憧れは決して消せませんが、僕はもっと根を張るべき場所に根を張っていかなければと感じるのです。

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