失格社長の語るビジネス戦略(←好評連載中)
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土曜日に高松のホテルで開催された海洋ごみフォーラム、「海のごみについて考えよう~どこから流れてくるの?どうすればいいの?~」に参加してきた。講師に僕の漂着ごみの師匠でもある、鹿児島大学准教授の藤枝さんが参加され、理解をさらに深めるのにこんな機会はない。
講演では、藤枝さんの「海岸、河岸ごみの実態」の話のほか、海面浮遊ごみ、海底堆積ごみ、発生地域推定など、科学的な報告があり、勉強になった。
特に、藤枝さん他がまとめられた、「瀬戸内海のごみ収支表」は非常に興味深かった。
瀬戸内海には、毎年、
・陸から3,800t
・海で発生したものが、1,600t
・外洋から来るものが、200t
合計、5,600tのごみが入ってきていて、逆に、
・回収により1,300t
・外洋へ 2,900t
・海底へ 1,400t
出て行っている。現有のごみの量としては、
・海岸に 2,800t
・海面に 600t
・海底に 8,600t
あると推測できるそうだ。これらのデータはまだまだ計算、確認途上にあるもので一人歩きはよろしくないわけだが、これらの概要を踏まえた上で、
・発生源の抑制
・ごみの回収促進
が急がれる。発生源の抑制に関しては、海でごみを拾っていると、あきらかに「どこのどいつが作ったごみなのか」がわかるものも多いのだけど、その利便性を求めているのは自分だったりするわけで、これはもうライフスタイルを何年かかってでも変えていかないとダメなんだろうなぁ。
また、印象的な数字としては、瀬戸内海に入ってくる陸からのごみの量は3,800tで、これを関係域に住んでいる人口で割ると、一人あたりは、120g。空き缶3個分。みんながこれだけの量を街に出て拾えば、海の景色も変わってくるんだろうなぁ。(会場でも指摘があったが、陸にたまっているごみ、たまっていっているごみが別途あるので、ゼロにはならないが)
沿岸清掃により回収量は、170t弱だそうだ。これにいたっては、一年間に一人あたり4g程度なわけだから、みんなが沿岸清掃に繰り出すようになれば10倍、100倍にするのはあっという間なんですね。
少ない人数で、点の活動で、地道に拾っていると、やりきれない気持ちにもなるわけだけど、全体の数字を把握して取り組めば、なんか戦略戦術を考えたくなってきますね。
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