08/082008

「残業ゼロ」の人生力

「残業ゼロ」の人生力
吉越 浩一郎
日本能率協会マネジメント 出版情報事業
売り上げランキング: 58
おすすめ度の平均: 4.5
4 仕事を充実させて人生も充実させる。
5 定年後が待ち遠しい!
5 ワークライフバランスを目指そうとしているサラリーマンへ

発売日からだいぶたちましたが、読了。あちこちで、「森田は吉越さんの盲目的信者だ(笑)」と思われておりますが、遠からず。これでも自分流にアレンジしてるんですけどね。外資系を一度経験しているので、すーっと入ってくる部分もあるのかもしれません。なんとなく、IBM出身で僕がSGI時代に社長だった和泉さんに似てなくもなく。

残業をゼロ化する難しさには今、僕が直面しています。焦っても仕方ないのかもしれませんが、減る方向へのスキーム化がまだできあがっていないのです。ゼロ方向に持っていこうとすると、「成果が減る」ことが同時に起きてしまう。これでは意味がありません。

本書に書かれているように、就業時間内に仕事を終わらせ、しかもこれまで以上の成果を出す、仕事のやり方に革命を起こす、ことがどうしても必要です。掛け声だけでは駄目です。ノー残業デーを増やして、個々人の工夫にゆだねるというのもひとつかもしれませんが、みんながみんなそんなにタフじゃないと思いますし。基本は会話しながらアイデアを一緒に考えることでしょうか。

健康の敵は深夜のドカ食いと睡眠不足

これは20代後半に痛いほど経験しました。最近はおかげ様でここは改善していますが、残業していたらこういう傾向になりがちですよね。

ワークライフバランスといいますが、「ワーク」が充実できて、はじめて「ライフ」も充実するという順番は全面的に賛成です。ワークの充実のためには、

能力 X 時間 X 効率 = 仕事力

これまでの日本は時間を拡大することで仕事力をアップすることで成り立ってきましたが、時間部分は今後は8時間なら8時間に固定させて、「効率」部分をなんとしても会社は工夫する。「能力」部分を個人はがんばる。これでしょうか。

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