これは耳が痛い本だ・・・。中小企業経営者だけではなく、これから独立を考えている人にも一読をお薦めする。特に前半部の、
固定費のスパイラル上昇
は、もう蓋したいほどだな、こりゃ。季節変動にあわせて柔軟な人員計画が理想のところ、閑散期もついつい「忙しく」なってしまって、そのまま忙しい時期に突入!人員増!となったら売上げをあげるためのうんぬんかんぬん・・・。いつか来た道です・・・。
パーキンソンの法則で、
「仕事の量は、完成のための与えられた時間の限界まで膨張する」
というのはほんと真理だなぁと実感します。
他、もう少し、タイトルに近い、従業員のみんなとは違う、「社長の時間」の使い方が書かれているのかなと思ったのですが、劇的なことが書いているのではなく、どちらかというと基本の見直しのような感じです。それがすごく大事なんですけど!戦略面を担当するのが社長、経営トップの役割だと自覚できていればいいのですが、そこがあいまいな方には参考になると思います。また、プレイングマネージャとして走り続ける人にも有効です。