時間ができたのでついでにもう一冊。今朝読み終わった本。既にベストセラーだけど、まだの人がいたらぜひに。
紳助さん自体は、「サイドビジネスの指南書」として書いているらしいが、中身はそんな程度ではない。紳助さんは自分でビジネスの主役になることはなく、弟子とかその他若者たち、しかも素人に店を任せて常識外を期待してビジネスを成功させる。決して誰かの真似でもなければ、業界の常識でもない。そういうものはかっこよくないし、世の中ほとんどのビジネスが失敗している中では「常識」こそが失敗のルーツ。
紳助さんのビジネス、役割は、その若者たちを「ダカール」へのスタート地点までに連れて行くこととしている。パリダカの創始者、ティエリー・サビーヌの言葉を引用している。
「自分が冒険するわけじゃない。みんなを冒険の扉まで連れていくのが自分の仕事だ」
サビーヌはこう言っていた。
冒険に参加する若者たちにとっては、真剣勝負だ。そういう意味ではサイドビジネス指南書のようで、そんな程度の本ではない。