09/252006

日本残酷物語

週末はドングリランドへ出かけたり、買い物行ったり。子どもたちと過ごしつつも、できるだけ安静にしておりました。おかげさまで、まだ違和感はありますが、腰の具合はかなりよくなりました。アドヴァイスを多くの方にいただきました。ありがとうございました。

山口在住の師匠のF野さんから「森田君、ぜひ読んでみなよ」と言われた本。読んでいるあいだ中、いろんなことを考えずにはいられなかった。日本という国はほんと日常的に貧しい国だったんだな。それがほんの100年ぐらい前、もっと言えば戦後しばらくまで続いていたんだな。本当に苦しいときは「残酷」な行為をせずにはいられないのだな。格差拡大や、食料安保の問題、エネルギーや水資源の問題など考えて、それらが負の連鎖に入ったらどういう社会になるのか。その時、家族を守るために僕は何をするのだろう。山賊になってでも家族を守るだろうか。

現実にアフリカなどでは今も日常的に「残酷物語」は続いているわけで、それを終わらせるには僕らは何をすべきなのだろう。日本が再び「残酷物語」にならないためには、どういう視点で物事を考えなければならないのか。

地域の活性化や観光資源作りで、「歴史、文化」を大事にすることが多いけど、膨大な数の飢えながら、闘って、時には身を捧げて死んでいった人たちの「歴史、文化」も大事にしていきたい。

「俺の祖先はXXXの武士で・・」とか言う人が多いけど、誰でも数代さかのぼれば、日常的に飢え、虐げられ、略奪もし、物乞いもした貧しいご先祖様がいたんだと肝に銘じたい。


日本残酷物語〈1〉貧しき人々のむれ

平凡社 (1995/04)
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おすすめ度の平均: 5
5 「残酷」が現実だった頃
5 表題で ビビッテはいけない。

森田桂治ゴーフィールド
恐るべきさぬきうどん

昨夜の就寝時間 23:30 今朝の起床時間 5:30
今日の昼ごはん 

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