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">僕は実は受験らしい受験をしたことがない。高校も半分推薦のような感じだったし、大学は指定校推薦。ついでに言うと、就職もバブル絶頂だった。
勉強と言えば定期試験対策がメイン。その中で、ノートの位置づけがなんだったかと言うと覚えることを殴り書きするメモだったと思う。なので、先生が黒板に何か書いてもほとんど無視。「むむ。それは重要キーワードかも!」と直感した内容はメモったりもするのだけど、読み返すことはほとんどない。もっぱら先生の言ってることで面白いことだけ聞くようにしていた。面白くない場合は寝るか、文化人講座のネタを考えるか、壮大な未来の計画をつづったりしていた。
それでも試験はやってくるので、教科書、参考書、級友の意見などを聞いて、これだけ覚えれば大丈夫だろうという暗記帳を作成する。これがノート。全部の教科を同じノートに書いていく。ページ内はもちろん、一枚の紙に複数の科目が混在することはないようにする。次に、できあがったページをビリリと破いて、教科ごとに分けて、ホッチキスなどでとめる。場合によっては追加追加でホッチキスが5個ぐらいささった教科もできたり。そしてひたすら覚える。覚えまくる。トイレや風呂場に持ち込んだりする。よく書いて覚えると言うけど、その暗記帳から自分の体に転写したりもする。水性ペンで太ももとかに書きまくって、風呂場で覚えたと確信できたら消す。
試験にもよるけど、何回か暗記できたかどうか確認のため別の紙に書き出す。これが決めた回数できたら、もうそのテストは万全と言うわけで、前日の夜まではその教科は何もしない。テスト期間中は早く帰ることができるので、よく麻雀をした。前日の夜にもう一回書き出してみて、記憶が消えていないことを確信して安心して寝る。当日もあまり読み返したりはしない。テストが終了した暗記帳はさっさと捨てる。なので、僕が買うノートはルーズリーフとかじゃない、普通の綴じたノートなのに、使えば使うほど薄くなっていく。手元には何も残らない。
で、なんでこんなことを書いているかというと、僕は「ブログはノートに近い」とよくあちこちで言ってるんだけど、いまいち通じない。その理由を考えたら、どうやら僕が思っている「ノート」と、話す相手の「ノート」の意味合いが微妙に違うようなのだ。僕は最後は捨ててしまうほどの一時的な「フロー情報」っぽい使い方。整然と整理して、目次なんかもついて、美しくまとめられた「ストック情報」としてのノートとはあきらかに違う。
話が脱線するが、英単語を覚えるときなどの暗記カード。僕もよく使ったが、僕の場合、一定の基準で、例えば5回連続回答できたらとかでクリアしたカードは、ピッと引っこ抜いて捨てていく。それを繰り返してだんだんカードの束は薄くなっていく。捨てる運命なので、暗記カードの字は殴り書き。自分さえ読めればいいわけ。
閑話休題。
僕にとっては、勉強なり、何か課題を進めるときのフロー的な使い方がブログ。本を読み、メールを受信し、RSSリーダーを駆使し、ソーシャルブックマークを利用し、情報を集める。つまりインプットする。そのメモ、殴り書きがブログ。この段階ではアウトプットとまでは行かない。それを編集してアウトプットする場が他に欲しかった。小冊子的なものにまとめてもいいのだけど、コミュニケーション力が弱いので、アウトプットの場を増やすために、夜学会などのイベントがやりたかったのだ。ブログの効用はいろいろあるが、僕にとってはノート。そのノートを公開し、過程を見ていただくことが、僕を知ってもらうには一番だろう。その中に、価値ある情報を出していかないといけないのだけど、残念ながら僕はまだそこまでに至っていない。なので、リアルな場で一緒に勉強できたらなぁと思ったわけだ。
というわけで、11/18は楽しみましょう。
追記:一枚一枚の暗記ノートは、permalinkだな。暗記カードはRSSか?