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09/202005

ご隠居さん

5時半。雷の音で目覚める。読みかけの本を出してベッドで寝転んで読み進める。余命短い祖父と、フリージャーナリストである筆者の対話から出るストーリーなのだが、僕の祖父との体験も重なり、朝から不思議な空気が流れる。珍しい早朝の雷雨のせいかな。

僕の祖父は大正2年生まれで、田舎の百姓の跡取りとして育った。祖父のお父さんには何人か奥さんがいて、いわゆる正室の長男として生まれた祖父には兄が数人いる。祖父は僕の母が生まれた後、赤紙で召集されて、中国経由でジャワ方面に転戦。現地で終戦を向かえた。日本に戻ってからさらに二人の娘をもうけて、その後僕をはじめとして孫8人の爺さんとなる。ただ、現在大量増殖中のひ孫の顔は見ずに僕が学生の頃他界した。

僕はかなりのじいちゃん子だったようで、子どもの頃は父や母と遊んでもらった記憶が少ない。たまの休みに旅行に行くぐらいで、日曜も仕事をしている母や、ただ「恐い」だけの父を避けて、テレビも大半を祖父の膝近くで見ていた。観る側としての相撲、野球、時代劇は祖父に教えてもらった。祖父は僕が物心ついたときには既に「ご隠居さん」状態で、畑仕事はやっていたが、相撲の時期、高校野球の時期は家の中。たまにかっこいい帽子をかぶって、ネクタイを締めて、誰にも何も告げずに出かけることもよくあって、子ども心に「じいちゃんは、何か怪しい組織の親分かも・・・」と想像をめぐらせたものだ。

と、祖父のことを書き始めると長くなるのでまたいずれ。

何より、父をまだ「ご隠居さん」にさせていない僕らの身の上に反省・・・・。


昨夜の就寝時間 0:00 今朝の起床時間 5:30
今日の昼ごはん 

本日の体重  67.6kg(ピンチ!) 目標体重 63kg(2005/11/30までに)

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