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森田桂治
1969年10月25日生まれ

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日本残酷物語

2006年09月25日

週末はドングリランドへ出かけたり、買い物行ったり。子どもたちと過ごしつつも、できるだけ安静にしておりました。おかげさまで、まだ違和感はありますが、腰の具合はかなりよくなりました。アドヴァイスを多くの方にいただきました。ありがとうございました。

山口在住の師匠のF野さんから「森田君、ぜひ読んでみなよ」と言われた本。読んでいるあいだ中、いろんなことを考えずにはいられなかった。日本という国はほんと日常的に貧しい国だったんだな。それがほんの100年ぐらい前、もっと言えば戦後しばらくまで続いていたんだな。本当に苦しいときは「残酷」な行為をせずにはいられないのだな。格差拡大や、食料安保の問題、エネルギーや水資源の問題など考えて、それらが負の連鎖に入ったらどういう社会になるのか。その時、家族を守るために僕は何をするのだろう。山賊になってでも家族を守るだろうか。

現実にアフリカなどでは今も日常的に「残酷物語」は続いているわけで、それを終わらせるには僕らは何をすべきなのだろう。日本が再び「残酷物語」にならないためには、どういう視点で物事を考えなければならないのか。

地域の活性化や観光資源作りで、「歴史、文化」を大事にすることが多いけど、膨大な数の飢えながら、闘って、時には身を捧げて死んでいった人たちの「歴史、文化」も大事にしていきたい。

「俺の祖先はXXXの武士で・・」とか言う人が多いけど、誰でも数代さかのぼれば、日常的に飢え、虐げられ、略奪もし、物乞いもした貧しいご先祖様がいたんだと肝に銘じたい。


日本残酷物語〈1〉貧しき人々のむれ

平凡社 (1995/04)
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おすすめ度の平均: 5
5 「残酷」が現実だった頃
5 表題で ビビッテはいけない。

森田桂治ゴーフィールド
恐るべきさぬきうどん

昨夜の就寝時間 23:30 今朝の起床時間 5:30
今日の昼ごはん 

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投稿者 kmorita : 2006年09月25日 08:25

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コメント

ご無沙汰してます。
強烈な本ですよね。確か5冊シリーズだった覚えがありますが、
全部に強烈なエピソードが満載でした。
とっても興味深い本ですね。

投稿者 マツ : 2006年09月25日 10:42

おぉ、マツさん、全巻制覇ですか。
僕は2巻目に先ほど突入。

投稿者 kmorita : 2006年09月25日 22:22

これって、読みやすいですか?
ちょっと気になる・・・

投稿者 あくび : 2006年09月25日 23:48

読みやすいと言えば読みやすいですが、元々1955年ぐらいの本なのでそれは織り込み済みで読まないといけませんな。

投稿者 kmorita : 2006年09月26日 01:30

私がときたま弾き語りをする「石仏」という唄があります。

この本は読んでいませんが、その唄を思い出しました。

 山の奥の路のはずれの小さな石のホトケ
 何百年も昔から時の流れをじっと視ていた

 子供を死なせた母親が泪で固めてつくったか
 戦で死んだ男のために戦怨んでつくったか・・・

 女を犯した哀れな男がやむにやまれずつくったか
 生きてることの哀しみを背負いきれずにつくったか

 だけど、これはどこかのお金持ちがつくったものではないだろう
 
 幾たびか季節の移り変わりの中で
 喜びを分かち合ってきただろう

 雪に埋もれ雨風に打たれ
 哀しみを分かち合ってきただろう

 だから、こんなにも、しっかりと、
 眼を閉じている

という唄です。

本もいいし、唄もいいですよね。

投稿者 スティーブことマルソーです : 2006年09月26日 01:45

正直読みづらいですよね。
歴史的考察も、書かれた時代からかなり変わってたりするから、
それを踏まえて、それぞれの時代のニュアンスを感じる本ですね。

投稿者 マツ : 2006年09月26日 08:55

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