六〇年代ニューヨークの邦人作家たち
2006年06月03日
昨夜は大連で日本料理で晩餐。200元で食べ放題なんだけど、日本とまったく同じ味。鯛や平目やウニやら牛やらあれやこれや酒まで含めて食べまくり。ご馳走様でしたー。
今朝は、ホテルを早朝に出て、関空へ。関空から京都へ。帰路は、中国デザイン専門学校のK先生からお借りした、故下田治氏の「彫刻の投影-六〇年代ニューヨークの邦人作家たち 」を読む。下田さんは戦後、ハワイ、ロス経由でニューヨークに渡ったアーティスト。縁あって、奥様の下田幸さんと会えそうなのだ。僕自身は芸術に関しては観る側の立場を出ないのだけど、アーティストでもあるK先生やいろんな方々と最近話をするうちに、芸術家の生き方にいろいろ惹かれている。
論創社 (2002/02)
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本の中では、様々なニューヨークに住んでいたアーティストたちが出てくるのだけど、裏話風の話題もあって痛快で面白い内容。猪熊弦一郎の家で、岡本太郎とイサム・ノグチがアメリカの現代美術に対して論じ合う部分は短いながらなかなか迫力ある。作家たちの生々しさと、戦後から現代に至るアメリカの光や影が感じられる一冊。帰路の飛行機と京都までのはるかの中で一気に読んだ。
下田治さんの作品の一部は島根デザイン専門学校に保管されている。依頼すれば観ることもできるので、気になる方は僕まで。本を読んだばっかりで、作品を再度強烈に観たくなっている。
昨夜の就寝時間 0:30(大連) 今朝の起床時間 6:00(大連)
今日の昼ごはん 関空でサンドイッチ。
投稿者 kmorita : 2006年06月03日 14:27
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コメント
このブログを読むだけで無性に興味がわきますね。アマゾンにさっそく注文してしまった・・・。
投稿者 neko2 : 2006年06月05日 00:32